レントゲンフィルムとPACSシステム

レントゲンフィルムとPACSシステム

レントゲンフィルムのデジタル化と

PACSシステムとの連動

1、レントゲンフィルムをデジタル化

 よくお問い合わせいただくレントゲンフィルムのデジタル変換の事例となります。

数年前より診療録(カルテ)をお預かりして弊社にてスキャン処理をさせていただいいる大阪府内の整形外科クリニック様の事例です。

 いつもクリニック様をお伺いして気になっていたのは、診察室横にある保管棚スペースを大きく占めているレントゲンフィルムです。

既に某有名メーカーのPACSシステムを導入されていらっしゃったので、弊社のレントゲンフィルムデジタル変換(DICOM対応)をご提案させていただきました。

2、レントゲンフィルムのデジタル化はどのようにするのか

 ドクターにとっては患者さんの経過観察が重要であり、法定の3年を経過したからといって廃棄ができるものではなく、クリニック様にとっても大事な情報資産です。

とはいえ、ただでさえ限られたスペースを占有しているレントゲンフィルムは医療スタッフにストレスを与えかねません。

さて、作業に入る前に いくつかのことを確認させていただきます。

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  • DICOM情報をどのようにインポートするか
  • 安心して診断できるレントゲン画像のクオリティ

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3、DICOM情報のインポート

 ベンダーさんと事前打ち合わせ行い、どのようにDICOM画像がインポートできるかを確認させていただきました。

PACSシステムによりますが、

<1>ワンクリックで全てのDICOM画像をインポートできるもの

<2>1ファイルあるいは1フォルダ毎にしかインポートできないもの

<3>インポート時にDICOM情報を入力・作成できるもの

大雑把にですが、大体この3種類のどれかになります。

4、レントゲン画像のクオリティの確認

 次に、弊社標準設定でデジタイズしたレントゲンフィルム画像をモニタ上でご確認いただきました。

最近の高精細モニタでは実にきれいに表示され、以前ほどの解像度が必要なくなってきているように感じます。

5、レントゲンフィルムのお預かり期間中、もし診察に必要になったら?

 患者ID順に収集・運搬し、必要な際はパスワード付PDFファイルに変換し、診察中の閲覧にも対応できるような体制をとっております。

IDでお問い合わせいただくとわずか数分でお手元のタブレットで閲覧できるように事前設定しておきました。

 DICOM情報に関しては、レントゲンフィルムが入った袋に患者ID等の標準患者データが記載されており、その情報を基に

(1)患者ID

(2)撮影日(西暦)

以上2点を追加入力し、最終的には約2000件の過去フィルム、合計1万枚をDICOM情報と共にデジタル変換しました。

6、法定の3年では足りない、レントゲンデータ保有の有用性

 整形外科のドクターは、過去のレントゲンフィルムを本当に大事にされていらっしゃいます。

実際のところ、レントゲンフィルムの法定保存期限は3年ですが、経過観察の上では過去のデータ全てが大事な資料となるのです。

特に10年分くらいは、処分などできないと考えられる先生がとても多いのです。

7、レントゲンフィルムのデジタル変換、NISは知識も経験も豊富

日本イメージシステムズのレントゲンデジタル変換サービスの詳細

 今回の事例では、過去のアナログレントゲンフィルムを現行のPACSシステムと連動するデジタイズ処理(DICOM化)を紹介しました。

 ベンダーさんとは弊社で打ち合わせを行い、ドクターの手を煩わせることなくデジタル化を完了し、納品しました。

大変見やすいと、お喜びいただきホッと胸をなで下ろしました。

 診察室の横や狭い倉庫に保存されているアナログのレントゲンフィルムをDICOM化処理して、

スペースをすっきりさせて、医療スタッフのストレス軽減を実現いたしませんか?

ドクターもスタッフもそして患者さんもご満足いただけるサービスの提供に 是非弊社をご利用ください。

お見積、ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせ下さい。