電子カルテ移行事例

電子カルテ移行事例

電子カルテ移行サービス事例

電子カルテから電子カルテへ乗り換えの事例

1、電子カルテから電子カルテへの移行事例

広島県の診療機関様の事例となります。

オンプレミス型の電子カルテ(*1)から、

大手セキュリティ会社のクラウド型電子カルテに移行して運用を開始。

それから4ヶ月経過したところでご連絡をいただきました。

  • (*1) オンプレミス型電子カルテ
    院内にサーバー、ネットワーク機器を置く形で構築する電子カルテシステム

2、電子カルテの基本的データの移行は敷居が低い

レセプト請求には標準レセプトソフト「ORCA」を使用しているので、

患者基本情報   

 +氏名

 +患者番号

 +住所

 +生年月日

 +保険番号 など

はスムーズに新電子カルテには移行できたものの、

その他のスキャンデータ移行できないとのことでご相談いただきました。

   

3、医療診断する現場で発生した問題点

その他のスキャンデータとは、紙の紹介状や紹介状に付随している検査用紙

のデータとなります。

旧電子カルテシステム上で、それら資料をスキャンして電子カルテサーバに保存していたものの、

院内のスタッフにて、その保存データを抽出するのは難しく、

また取り出しを旧電子カルテベンダーに依頼すると、

多額の費用が発生するとのことでした。

紹介状は、患者さんを病気の発生段階からどのように観察&診察してきたのか、そして次の二次治療でどのような処置をすべきかという判断を下すための重要な資料です。

そのスキャンデータを新しい電子カルテに取り込むことができれば、

例え担当ドクターがその場に不在であっても

いつでも、どこでもクラウドを利用した確認ができ、

効率的で適切な処置ができると期待されています。

4、NISの情報収集力と問題分析力

ご相談いただいてすぐ、

弊社の方で、新旧それぞれの電子カルテベンダーさんに連絡し、

データの抽出やインポート等の技術的な内容をご提示いただきました。

その情報を基に

クリニック様をご訪問し、院内サーバからスキャンデータを取り出しました。

その後、弊社内で抽出したデータの解析と処理を行い、

クラウドを経由して新電子カルテ上に慎重にデータのアップロードを行いました。

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  ここで、ちょっとだけ裏事情を補足します。

  電子カルテメーカーは少なくはありません。

  必ず抽出が可能とは限りません。

  そして、ボタン一つでデータを簡単に抽出が可能かと言われると、NO!としか言えません。

  残念ながら、そんなスマートなモノでもありません。

  また、新システムに連動できるか、それも確実ではありません。

  しかし医療システムに関する経験は豊富な為、

  色々な方法をご提示できるようにしております。

  多くの電子カルテメーカー様とも情報共有させて頂いております。

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5、NISの電子カルテ移行サービスが選ばれる理由

ここでNISだけの更なるお客様の状況に応じたサービスをさせて頂きました。

ただ機械的にアップロードするだけでなく、

アクティブな患者様を優先したアップロード作業を行い、

日々の診察業務に支障が出にくい作業を実施。

また、予約なしに来られる患者様の対応として、

院内スタッフ様から当該患者の患者番号を教えていただき、

紹介状データをクラウドに即時アップロードする緊急対応も行いました。

コロナ禍で人と会うことがはばかれる中、メールやZOOM、クラウドを利用しつつ

医療従事者の皆様の感染リスク

可能な限り低減しながらの移行作業が完了できました。

今は特に医療従事者の社会的重責が高まっている時です。

私達の業務サービスが、皆様の時間的、精神的負担軽減に少しでもお役に立てれば幸いです。